医療・介護DXの最前線!
医療・介護用SNSで実現する多法人・多職種連携による地域連携 3月18日~21日
DXを利活用した医療・介護・福祉連携の先進事例紹介します!
~Medical Care Stationを利用した地域連携や災害対策、診療報酬の算定方法~
本セミナーは、医療・介護・福祉の現場でDXを活用し、多職種連携や業務効率化を推進したい方々に向けた内容です。
令和6年度診療報酬改定に対応した最新の取り組みや、Medical Care Station(MCS)※注釈(MSC:医療・介護専用SNS)の実践的活用事例、さらに災害時の情報共有の重要性について紹介します。地域医療の課題解決に向け、デジタル技術を駆使した連携強化の方法を一緒に考える場となれば幸いです。
企画・コーディネーター及び主催者として、たにあい糖尿病・在宅クリニック院長の谷合久憲先生にご協力いただき、MCSとナースの星WEBセミナーの合同企画としてお届けします。
全国及び秋田における12の事例について在宅医を中心に、ケアマネジャーから薬剤師、看護師まで各講演は約15分。配信期間は4日間と大変見やすくなっております。
是非この機会にご視聴頂けますと幸いです。
特定非営利活動法人由利本荘にかほ市民が健康を守る会
たにあい糖尿病・在宅クリニック 院長 谷合久憲先生よりメッセージ
秋田県由利本荘市、にかほ市では医療用SNSであるMedical Care Station(運営:エンブレース株式会社、以下MCS)が地域の医療・介護・福祉関係者や行政に広く利用されている。特に由利本荘市では訪問看護ステーションの83.3%、調剤薬局の53.8%、居宅介護支援事業所の85.7%が利用しており、患者や介護保険利用者の情報共有だけでなく、法人間や法人内でのコミュニケーションツールとしても利用されている。平時の社会インフラとしての役割は、災害時には災害用コミュニケーションツールとしてリアルタイムかつシームレスな活用ができると推測される。MCSは厚労省等の3省2ガイドラインに準拠した医療・介護専用SNSであり、基本機能を無料で利用できる上に、令和6年度の診療報酬改定における「在宅医療情報連携加算」の算定要件を満たすツールである。患者に紐づけられた様々な医療・介護・福祉関係者がコメントすることで、お互いの知識や技術を移転できる教育的な側面や、いわゆる医療・介護・福祉の言葉の壁の解消の一助になる点も重要である。
本講演会では、人口10万人、医療・介護・福祉資源の枯渇した由利本荘・にかほ市でMCSを利活用し、タスクシフティングやタイムパフォーマンスを向上、診療報酬加算を算定できる先進的な取り組みを紹介する。具体的にはMCSで医師、歯科医師、ケアマネジャー、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問薬剤、訪問栄養がリアルタイムに情報共有や意見交換をすることで、胃ろうからの食支援やCADDポンプを使用したがんの疼痛管理、医師の指示なく輸液の開始やインスリン単位数の変更が可能である看護師の特定行為や、MCSビデオ通話機能を利用した遠隔死亡診断の実施についてふれる中で、「在宅医療情報連携加算」や「訪問栄養指導」、「ケアマネジャーの担当者会議」、「訪問薬剤時の疑義照会の簡略化や在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料の算定」について、当地域での算定方法も紹介する。
また、全国の事例として「MCSを活用した多職種ネットワーク事例と今後の可能性」「すべてのケアマネジャーがMCSで連携している地域の事例」「MCSを利用した国立大学と地域の在宅医療の遠隔連携」「大阪北部地震及び能登半島地震での災害時の情報共有で有効であった事例」を紹介、そしてBCPの究極の形態と考えられるPhase Freeと、MCSを利用する上で不可欠な次世代のサイバーセキュリティ対策であるNo Trast Securityについても情報提供する。この機会に、厚労省の推奨する、皆様の地域でのDX連携や災害対策について一緒に考えてみませんか。
【プログラム】
第1部 全国での取り組み事例
オープニングリマーク
演者:谷合 久憲 先生
演題:MCSでやってみませんか?Phase FreeとNo Trast Security
講演1
演者:一般社団法人全国医療介護連携ネットワーク研究会 常務理事 小倉 佳浩 先生
演題:MCSによる多職種連携事例と生成AI活用の可能性
講演2
演者:いちき串木野市社協指定居宅介護支援事業所 介護支援専門員 和田 麻美 先生
演題:MCSで変わるケアマネの情報共有と働き方~MCSを最も活用しているまち、いちき串木野市の取り組み~
講演3
演者:秋田大学医学系研究科看護学講座 教授 安藤 秀明 先生
演題:地域完結型医療推進に向けてMCSを利用した専門医療連携
講演4
演者:豊中市医師会会長 医療法人正幸会 つじクリニック院長 辻 毅嗣 先生
演題:災害時の情報共有の有効性と地域BCPの展開
講演5
演者:KISA2隊大阪隊長 葛西医院院長 小林 正宜 先生
演題:KISA2隊流MCS活用術!地域での活用術も添えて~能登半島地震での活用の実際と地域でのトライアル~
第2部 秋田での取り組み事例
オープニングリマーク
演者:谷合 久憲 先生
演題:STOP地域医療崩壊、多法人・多職種、市民による最期の地域総力戦 ~新米クリニックでもできるMCSを利活用した地域連携~
講演1
演者:みんなのまち由利本荘居宅介護支援事業所 管理者 川端 洋祐 先生
演題:MCSを活用したケアマネジャーの業務効率化
講演2
演者:ごてんまりグループ代表 藤沢 武秀 先生
演題:DXフル活用で急成長した訪問看護ステーションの取り組み~CADDポンプ導入、看護師特定行為、遠隔死亡診断にも挑戦!~
講演3
演者:アイン薬局由利本荘店 管理薬剤師 佐藤 智哉 先生
演題:在宅医療におけるICTを活用した訪問薬剤指導を通じた多職種連携の有効性について
講演4
演者:たにあい糖尿病・在宅クリニック 管理栄養士 齋藤 瑠衣子 先生
演題:MCSを使った多職種と連携した訪問栄養指導と診療報酬算定の取り組み
講演5
演者:医療法人賢友会 細谷内科医院 理事長 細谷 拓真 先生
演題:仮想化総合病院を目指したDXの現在と未来
【開催概要】
開催日時:3月18日(火)11:30~3月21日(金)21:00
※上記時間帯が再生可能となります。
※時間内は何度でも視聴可能です。
動画再生時間:第1部 約90分・第2部 約90分
定員:3,000名(先着順)
対象:医療・介護・福祉の現場でDXを活用し多職種連携や業務効率化を推進したい方
視聴環境:スマートフォン、PCからのWEBアクセス(ZOOMは不要です)
申込締切:3月21日(金)15:00
費用:視聴無料
主催:特定非営利活動法人由利本荘にかほ市民が健康を守る会
協力:ナースの星WEBセミナー
協力:エンブレース株式会社

この事業は「赤い羽根共同募金」の助成を受けて実施しております。