僻地医療、オンライン診療、
これからのプライマリケアのあり方を考える
〜看護師の新たな可能性と診察DX〜 7/31-8/1

「へき地医療の現状から考える診療連携の新しい在り方とその実際」をテーマに配信します。
日本の過疎地では高齢化が進行し、医療へのアクセスに課題があります。行政的支援や保健医療対策が進められてきましたが、人口減少や環境問題が依然として解決されていません。地域医療の充実には、医師確保や総合診療医の育成などが重要です。僻地医療の学びは、リソースの限られた環境での対応力を向上させ、地域社会との結びつきを深め、看護師の専門性を高める一助となると考えられます。

今回は、「へき地医療の現状とこれから〜オンライン診療どう組み合わせるか?〜」と題し、僻地医療の第一線でご活躍の山口県立総合医療センターへき地医療支援センター長 原田昌範先生にご講演いただきます。実践編として山口市徳地診療所 所長 中嶋裕先生にへき地医療におけるオンライン診療の最前線〜医療MaaS「マース:Mobility as a Service 」の活用を、山口市徳地診療所 非常勤診療看護師(NP) 中山法子先生からはNP外来の実際〜へき地診療所における家庭医との協働実践〜をご講演いただきます。

日本の未来を予測する上で重要なへき地の現状と課題。令和6年度からは第8次保健医療計画に基づく対策がスタートします。特に注目すべきは、多職種協働と医療DXの融合です。オンライン診療における新たな診療報酬加算や、NP外来、医療MaaSなどの実践ケースに焦点を当て、看護師の皆さんとともにこれからの地域医療のあり方を考えます。

講演後は、先生方が皆様の質問をテーマにトークディカッションを予定しております。
※只今先生方への質問を募集中です。当申し込みフォームにてご記入いただけます。
皆様からのご質問、ご参加を心よりお待ちしております。

<座長:原田先生よりメッセージ>
へき地の人口構成を見ると、10年から20年先の日本の姿と言われている。今、へき地に何が起こっているのか?
令和6年度から第8次保健医療計画に基づき、各都道府県でへき地医療対策がスタートする。
ポイントは、多職種協働と医療DXをどう組み合わせるのか?
へき地においてオンライン診療の際、看護師と連携することで新たに診療報酬が加算されることが決まった。
NP外来や医療MaaSなど、看護師と協働する実践ケースを通じて、皆さんと一緒に考えたい。


座長:原田 昌範 先生
山口県立総合医療センターへき地医療支援センター長
山口県防府保健所長
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
日本専門医機構 総合診療専門医
公益社団法人地域医療振興協会 理事

■第1部:総論
「へき地医療の現状とこれから〜オンライン診療どう組み合わせるか?〜」
演者:原田 昌範 先生

内容:
・山口県のへき地医療の現状と課題 〜遠隔医療に何を期待するのか〜
・厚生労働省の研究事業の実証で見えてきたもの
・へき地にオンライン診療をどう組み合わせるのか

■第2部:実践編

講演1 へき地医療におけるオンライン診療の最前線〜医療MaaS「マース:Mobility as a Service 」の活用〜
演者:中嶋 裕 先生

山口市徳地診療所 所長
山口県立総合医療センターへき地医療支援部 部長
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
日本在宅医療連合学会 専門医・指導医

内容:
・ 人口減少と高齢化が進む無医地区への巡回診療の新規導入
・ 患者に寄り添った診療体制ー高度実践看護師(NP)が活躍する地域コミュニティの活性化ー
・ 地域活性化への医療MaaSの貢献ーその有効性と今後の展望ー

講演2 NP外来の実際〜へき地診療所における家庭医との協働実践〜
演者:中山 法子 先生
山口市徳地診療所 非常勤診療看護師(NP)

内容:
・へき地診療所でのNP外来の概要
・家庭医との協働のプロセス
・事例紹介

■第3部:トークセッション
事前にご投稿いただいた質問をテーマに、3人の先生方によるトークセッション

【開催概要】
開催日時:7月31日(水)11:30~8月1日(木)12:00
※上記時間帯が再生可能となります。
※時間内は何度でも視聴可能です。

動画再生時間:約80分
定員:3,000名(先着順)
対象:看護管理者、管理職、チームや部署のマネジメントにおいて人材育成や後輩指導を求められる立場の方、及び院内の情報を扱う立場の医療情報技師
視聴環境:スマートフォン、PCからのWEBアクセス(ZOOMは不要です)
申込締切:7月31日(水)17:00
費用:視聴無料/レジュメ:PDFファイル(カラー) 2,200円(税込)